掌動-XX仮面ライダー5・カザリ完全体

「ドクター・・・僕を・・・メダルの器に・・・」

食玩「掌動-XX仮面ライダー」より今回は仮面来ファーオーズに登場する
幹部怪人「グリード」の1人、カザリ完全体をご紹介します。
今弾より「SHODO-O」シリーズが掌動に統合されて初の怪人枠。
出来栄えや如何に。

欲望の化身「グリード」の1人であるカザリが
16枚ものコアメダルを取り込み800年ぶりに「完全体」となった姿。
不安定な状態だった下半身が実体化した上、
背中から巨大な8本の爪を展開する事が可能となった。
また鬣は伸縮可能となり先端からエネルギー弾を連射する事もできる。
強大なな力でオーズや仮面ライダーバースを圧倒するものの、
コアメダルを破壊する事ができる「メダガブリュー」の一撃を受け・・・

「完全化」する事で上半身同様の外装で全身を覆った姿は中々の迫力。
流石は幹部怪人と言ったところでしょうか。
黒をベースに金銀のメタリックカラーが渋格好良い。
怪人ならではの複雑で緻密な造形も見どころです。

但し可動についてはイマイチ。
掌動ならではの可動関節、機構はすべて揃っているものの、
肩や胸部、腹部の装甲が可動に干渉し可動域を狭めてしまっている。

下半身だけは掌動ライダーにも匹敵する可動具合。
それでも太腿が若干太目でやや窮屈ではありますが。

差し換え手首は握り拳の他は
開いた手と人差し指を曲げたポーズ手のみでかなり寂しい。
手の甲のカバー部分が大きくて
手首の差し替えが若干やりにくいという弱点もあります。

後は「拡張パーツセット」に専用パーツが何も付かないのも寂しいですね。
背中から展開する8本の爪ぐらいは欲しかった所。
拡張パーツセットはお世辞にもボリュームある内容とは言い難いのですから。
 

（一言）

外見の完成度は抜群で、正直「SHODO-O仮面ライダー」で登場した
同じグリードの「ウヴァ」より格好良い位ですが、
今弾のラインナップの中ではプレイバリュー的に若干劣ります。
もう少し上半身が動いてくれればよいのですが。
それでも貴重な怪人枠ですからぜひ入手をお勧めしたい。
来年には同じ掌動で「ガメル完全体」発売も確定していますからね。