掌動-XX仮面ライダー6・ユートピア・ドーパント

「人を愛することが・・・罪だとでも・・・」

食玩「掌動-XX仮面ライダー6」より今回は仮面ライダーWのラスボス、
ユートピア・ドーパントをご紹介します。
かつてコンバージ仮面ライダーで立体化された時も
まさかのチョイスに驚いてましたが、可動フィギュアで遊べる日が来るとは
夢にも思っていませんでした。

「財団X」のエージェントである「加頭 順」が「ユートピアメモリ」で
変身した姿。ゴールドメモリである「ユートピアメモリ」の能力により
人間から生きる希望（精神力）を奪い（同時にその対象の『顔』も奪う）、
自身の力を際限なく強化できる恐るべき能力を持つ。
加えて超能力兵士「クオークス」化の処理を受け、火炎弾や雷、地割れを
引き起こす能力を持ち、更に不死身の戦士「NEVER」の能力をも
併せ持つ強敵である。

昨今の物価高の為、コンバージ版と比べても
ボディの塗装箇所がかなり減っていますが、
そのかわりに造形に関しては非常に細かいです。
複雑な頭部の再現具合は特に素晴らしい。
背中のマントも幹部キャラらしさに一役買ってますね。

SHODOシリーズの装飾が多い敵の幹部キャラクターは
造形に特化して可動についてはイマイチな物が多い印象なのですが、
なかなかどうしてユートピア・ドーパントはかなり可動が楽しめる。
巨大な肩アーマーのおかげで腕は水平以上には上げられないですが、
他の可動箇所はライダーほどではないにしても可動可能。

掌動シリーズからの可動ギミックは一通りそろってますので、
腰も捻れればミドルキック位なら十分ポーズ取れます。
これは嬉しい予想外でした。

付属品として「理想郷の杖」が同梱されてます。
無塗装で細いですが長さは十分かと。
拡張パーツ行きでないのがありがたい。

「重力を操る」能力を秘めた理想郷の杖。
杖をついた立ち姿も勿論、振るって戦うアクションポーズも様になります。
 

（一言）

コンバージに続き立体化されるだけでもサプライズなフィギュア。
塗装箇所こそ不完全ですが凝った造形が楽しめる良い出来です。
何気に可動するのも嬉しいですね。重い可動具合でも
ライダーとの戦闘を再現するには十分役に立ちます。
この機会を逃せば、恐らくもう立体化の機会は無いんじゃないかと。
1BOX1個のレアアソートなのが難ですが、
どうにかお手に取って楽しんで欲しいです。