掌動-XX仮面ライダー6・仮面ライダーディケイド

「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えておけ！」

食玩「掌動-XX仮面ライダー6」より今回は仮面ライダーディケイドです。
「掌動」の2つ前になる旧シリーズ「SHODO仮面ライダーVS」で登場し、
実に約6年ぶりのリニューアル。凄まじい進化を遂げ帰ってきました。

「光写真館」に居候する青年「門矢 士」が変身ベルト・ディケイドライバーを
使い変身した姿。仮面ライダーが戦う9つの並行世界の崩壊を阻止する為、
それぞれの世界を渡り歩く「次元戦士」である。
仮面ライダーの力を秘めた「ライダーカード」を使用し
「カメンライド」でカードに対応するライダーに変身、
その能力を使用することができる。
最初は平成一期までの仮面ライダーの力しか引き出せなかったが
ディケイドライバーを新たにすることで平成二期のライダーの力を得て、
更には・・・

本編は元より、「仮面ライダージオウ」では準レギュラーとして、
更には「仮面ライダーガッチャード」の外伝作品でも
その存在感を見せつけるという、
非常に美味しい役回りの人気ライダー「ディケイド」が満を持して再登場。
物価高のあおりで例によって塗装箇所が減っているのですが
（二の腕側面や胴体側面など）、一方造形が恐ろしく進化し、
本編の姿に非常に近く立体化されています。特に頭部。
正直もう旧作には戻れないなと。

可動についても「掌動」仕様の新型可動を採用しており、
全身隙なくよく動きます。掌動ライダーでよく問題にされる
肩アーマーの干渉による腕可動の不自由さも
ディケイドの場合は胴体との接続部分含め、
軟質素材が他のライダーより柔らかくかなり融通が利きます。

下半身も股関節引き下げ可動を存分に発揮でき、また腰の可動も
外装に邪魔されることなく回転可動までこなせます。
唯一邪魔になるのは腰の「ライドブッカー」位か。
丸軸接続なので可動させて邪魔にならない位置まで逃がす事ができます。
なんなら取ってしまってもいいし。

本体には武装は一切付属しませんが、
かわりに差し換え手首が非常に充実しています。
写真の「ライダーカード」を持ち手は左右分付属。
指で挟む持ち方が実にディケイドらしい。
武器持ち手の他に拡張パーツセットのミサイルランチャー
「ギガント」専用の持ち手があるのも気が利いています。

ここからは「拡張パーツセット」の豊富な専用パーツをご紹介。
まずは「ライドブッカー・ガンモード」。
ディケイドの基本的な遠距離用の武器で劇中では
「アタックライド・ブラスト」で銃身自体を分裂させて連射している
シーンが印象深いですね。塗装箇所はありませんが
硬質素材製で造形がシャープです。

ライドブッカーから「刀身」を伸ばしたソードモードも
別に付属。こちらも硬質素材製で曲がらないのが好印象。
大きさも十分にあります。

絶望と怒りで我を忘れた「激情態」頭部も拡張パーツに付属。
ちゃんと目の形状や額のランプの色が変えられています。
そして激情態と言えば忘れられない専用武器「ギガント」も付属。
大ボリュームです。

基本的な造りは「SHODO-O仮面ライダー」の「仮面ライダーG4」の
ギガントと同じ。ミサイルを個別に取り外しできる点も同じ。
更にディケイドには専用の持ち手も左右一対付属。
正直な所この角度が付いた「専用持ち手」でなければ、
ギガントを肩に担いだ発射姿勢をとる事ができません。

本来の持ち主である「仮面ライダーG4」以上に
綺麗な発射姿勢がとれます。この持ち手はG4にも欲しかった。

ここまででも十分満足ですが、とどめとばかりに
「ネオディケイドライバー」まで付属します。
単純な造りですがこれで「仮面ライダージオウ」客演時まで再現可能。
ディケイドを徹底的に遊びつくせる拡張パーツセット。
ディケイド本体とセットで購入は必須と言えましょう。
 

（一言）

塗装が減った以外は全てが破格のパワーアップぶり。
ハッキリ言って塗装箇所の減少など
些末すぎて問題にもならない完成度です。
現時点で手に入れる事ができる最高の食玩版ディケイド。
ぜひ手に取って楽しんでいただきたいですね。
次弾ではリニューアルした「相棒」も出る事ですし。